連載「マツリカの働き方」は、多種多様なライフスタイルとバックグラウンドを持ったメンバーが集まるマツリカで、メンバー同士がどのようにコミュニケーションを取り、どのような工夫をして働いているのか、マツリカのリアルに迫る企画です。
自由な働き方は何のため?
だれでもリモート・フレックス使ってOK!
マツリカは、フルリモートワークOK!フルフレックスOK!
これらの制度は、社員全員が平等に使うことができます。
基本的には、申請したり、誰かに許可をもらったりする必要はありません。
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リモートワークとは?
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会社以外の場所で働くこと。オフィスに出社しなくても、自宅やコワーキングスペース、サテライトオフィス、近所のカフェ、旅行先など、働く場所を自由に選べます。
>>沖縄でフルリモートワークをするエンジニアが語る、リモートワークの理想と現実
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フレックスとは?
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始業時刻と終業時刻を自由に決められる制度。
さらにフルフレックはコアタイム(必ず勤務すべき時間帯 )がないので、より自由に働く時間を 決めることができます。
マツリカが、このように働き方を個人で自由に選択できるようにしているのはなぜなのでしょうか?
そして、ふと浮かぶ疑問・・・
みんな、この環境で出社するの…?
パフォーマンスを発揮できる環境は人それぞれ
まず、なぜマツリカでは自由な働き方をしているのか?
マツリカには、エンジニアを中心に、地方でフルリモート勤務しているメンバーも多くいます。
現在は、北海道、栃木、岐阜、大阪、兵庫、広島、香川、沖縄と、日本全国でフルリモートメンバーが活躍中!
さらに今月からは、日本を飛び出し、地元であるベトナムに帰国しフルリモートで働く、海外リモートメンバーも増えました!
なので、リモートで会議をしたり、Slackを使ってオンラインコミュニケーションを取るのはマツリカの日常です。
さらに、取材をリモートで行ったり、出社しているメンバーがオフィスを飛び出して、近くの公園やビルの屋上でチームミーティングを行うなど、場所と時間にとらわれない働き方を自然に実践しています。
このように自由な働き方を取り入れている理由。それは・・・
メンバーに最大のパフォーマンスを発揮してもらうため
マツリカは、「世界を祭り化する」というただ一つのミッションにだけ邁進するチームを目指しています。
そのために、一人ひとりが自分のやるべきことをクリエイティブに創造し、イニシアチブをもって動かし、周囲はそれを全力でサポートする。そのための方法や環境は自由。
100%のパフォーマンスを発揮出来る状態を自分自身で作り出すために、
このようなLibertyの自由があるのです。
フルリモートにまつわる本音
マツリカの自由な働き方のワケがおわかりいただけましたでしょうか?
続いて、入社2か月の私が感じた素朴な疑問。
「フルリモートOKなのに、出社するの?」
この答えを探すため、リモートワークについての緊急社員アンケートを実施しました!
今回、アンケートに回答してくれたのはなんと30名!
回答者の属性は以下の通りです。
- ・セールス (マーケティング、インサイドセールス、フィールドセールス、カスタマーサクセス、営業事務) …12名
- ・エンジニア・デザイナー…11名
- ・人事・総務・広報・経営企画…7名
みんな、会社来てる?
まず、どのくらいのメンバーがどのくらいリモートワークをしているのかを確認していきます。
意外にも、30.0%の人が「毎日出社」しているとのことでした。
一方で「フルリモート」が16.7%、「必要がある時だけ出社する」が23.3%ということで、40.0%の人がフルリモートに近い働き方をしています。
週に1日でもリモートするメンバーで見ると、なんと全体の70.0%がリモートワーカー!
体調不良の時や、家事・育児の合間で仕事をしたい時、外出先など、スポットでリモートワークをするメンバーも多いことを考えると、ほぼ全員がリモートワークをしているといえるでしょう。
でも、先ほどの疑問がさらに深まります・・・
「リモートワークが当たり前の環境で、なんで30%もの人が毎日会社に来てるの???」
リモートワークではできないことがあるから?
うまくいかないことがあるから?
アンケートの結果をもとに、社員の本音を探ってみました!
リモートワークは不安?
最初に、こんなことを聞いてみました。
「直接顔を合わせずに仕事をするリモートワーク。不安はありますか?」
その回答がこちら↓
不安が「ない」と答えた人が66.7%。
不安になることが「たまにある」と答えた人が33.3%でした。
ちなみにこの質問の回答の選択肢には、不安が「ある」という項目もあったのですが、見事に0%!
マツリカには、リモートワーカーが多いからこその工夫がたくさんあります。
たとえば、 Slackの雑談チャンネル、日常的な写真や動画の共有、社内広報など。
部署問わず、日々社員が自発的にコミュニケーションのきっかけを作り出し、活発に交流しています。
そんな工夫もあり、大きな不安を感じている人はいませんでしたが、不安になることが「たまにある」と答えた人に、その理由を聞いてみました。
/リモートワークに不安を感じる理由\
・オフィスの状況がわからないから
・オフィスで起きていることを把握する手段がSlackしかないから
・オンラインだと人となりが 伝わりづらいから
・コミュニケーションの質が不安
・自分が拾い切れていない情報がある気がして不安
・仕事のスピードが遅いんじゃないかと不安になる
現在、オフィスとリモート先をつなぐ手段は基本的にSlackのみ。
リモートだけだと十分な情報を把握できないんじゃないかという不安があるようです。
人となりやコミュニケーションの質についても意見が出ましたが、確かにオフラインでしか感じられない相手の表情や反応もあると思います。
リモートでできない業務はある?
次に、業務についても聞いてみます!
「リモートだとできない業務がありますか?」
こちらは、セールスのメンバーを中心として36.7%の人が「ある」と答えました。リモートでできない業務は、どんなものでしょうか?
/リモートだとできない業務\
・来客対応
・商談(Web会議だけだとお客様の心を動かせない場合)
・社外の人との打ち合わせ
・Webよりも対面が適する打ち合わせ
・取材対応
・イベント開催
・採用面接
・入社者の受け入れ
・メンバーとの1on1
・文章で説明するのが難しいことを話す時
・対面で話したり、画面を見ながら説明したほうが早い時
・紙での契約書対応
来客対応や採用面接、イベントなど、社外の方が関わる業務が、リモートでは難しい業務として挙げられていました。
また、社内の場合も、入社者の受け入れや1on1など、社員の定着やエンゲージメントに関わる場合、対面で行うことが多いようです。
今後リモートでもできるようになると思う業務は?
業務についてもう少し深堀りしてみます。
「現在は対面で行っているけれど、今後リモートでできると思う業務があるか」を聞いたところ、40.0%の人が「ある」と回答しました。
/今後、リモートでもできると思う業務\
・ミーティング全般
・架電
・アポ取り
・紙をなくせば、ほとんどリモートでできる
・通話と画面共有でほとんどの情報が共有できる
・ご飯を一緒に食べに行く以外はすべてリモートでできる
・広告運用・データ分析
※ただしオフィスの何気ない会話からインサイトが生まれることも多い
リモートワークを前提としているマツリカらしい回答が集まりました!
ですが、「何気ない会話からインサイトが生まれることも多い」という意見からもわかるように、雑談や予定外のコミュニケーションの中で新しい気付きを得ることもあります。
そういう意味では、オフィスに集まって何気ないきっかけで会話をすることも大きな意味のあることです。リモートでできる会議だとしても、たまにはオフラインで集まり、顔を合わせて会話することで、リモートで関わる以上の効果を生む可能性もありそうです。
リモート会議って実際どう?
さらに、業務の中でもSlackやZoomを利用してのリモートでの会議について、「リモート会議は対面と同じようにできるのか?」意見を聞いてみました。
リモート会議と対面での会議を比較した時に、対面での会議と「同じようにできる」「ほぼ同じようにできる」と回答した人は63.3%。
オンラインとオフラインのあいだの壁が低くなっているのを実感します。
では、リモート会議と対面での会議の違いはどこにあるのでしょう?
「同じようにできないこともある」と答えた人に、リモート会議の難しさと改善したいコトを聞いてみました。
/リモート会議の難しいところ\
・身振り手振りによる情報伝達ができない
・さっと絵を描けば共有できるような内容を共有しづらい
・仕事の重要度や必要性を決める時に、粒度の違いが生じやすい
・音声のみだと表情が見えづらく、温度感やニュアンスを汲み取りにくい
・カメラなしだと、その場にいるメンバーの表情を見渡せない
・ホワイトボードにまとめたりブレストしたりできないので、意見の集約や合意形成が難しい
・全体的にスピードがちょっと遅い
・電話の延長として、大枠共有・進捗確認する場合はいいかもしれないが、大事な情報や細かいデータを扱う場合には向いてない気がする
・じっくりとファシリテータの話を聞き、スライドやホワイトボートを見ながら、周りのエンゲージメントが高い環境で一つひとつ確かめたいと思うことはある
・会議に限らず、リモートだけだと文化の醸成が難しいと思う
/リモート会議の困りごと\
・回線が切れたり音声が途切れることがある
・接続の電波状況によるので、そこに工力を取られてしまう
・自宅のネットワーク回線が不調になった時ものすごく不安になる
・ときどき入る雑音が困る
・全員リモートならいいけど、1人だけリモートはやめたほうがいい
・カメラ必須にすれば色々な課題が解決するかもしれないけど、わざわざ会議のために身だしなみ整えるのもどうかなと思う
・運動不足になる
・エンジニアの場合はオンラインで画面共有すれば特に困らない
・今のところ不満はない
リモート会議の難しさや課題を聞いてみると、音声のみの場合、相手の温度感や感情を汲み取れないという意見が多く挙がりました。
また、合意形成をしたい時や自由に意見を出し合いたい時などは、リモート会議ではなく対面で話したほうがスムーズなようです。
あとは、接続に関する意見もたくさん聞かれました。
ネット回線が不安定になると気持ちも不安定になるというのは、リモートワークあるあるかもしれません!
そして、「企業文化」という視点で見た時に、リモートだけだと文化の醸成は難しいのではないかという意見も。
ほとんどの業務がリモートでできるといっても、チームとして同じ船に乗っているのであれば実際に会って話す時間も大切。
目的に応じて、オンラインとオフラインを使い分けることが重要なのかもしれません。
フルリモートOKでも毎日出社する理由
今回、リモートワークにまつわるメンバーからの率直な意見を聞いて、改めて最初の疑問の答えを考えてみたいと思います。
「リモートワークOKなのに、なぜ出社するの?」
その答えは・・・
「フルリモートワークは、一人ひとりが祭り化できて、最もパフォーマンスを発揮するためのの手段の1つだから」
フルリモートOKといっても、「出社したほうがパフォーマンスが上がるのであれば出社したほうが良い」というのがマツリカのメンバーの共通認識。
アンケートの回答からも、 状況や目的に応じて、オンラインとオフラインを使い分けている様子が垣間見えました。
それぞれのメリットデメリットを把握し、その時その時のベストな方法を自由に選択するのが、マツリカのLibertyな働き方。
マツリカのミッション(世界を祭り化する)と、3つのバリュー(Initiative・Liberty・Creativity)が、組織の根底にしっかりと根付いているのを感じました。
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