皆さん、こんにちは!

マツリカHRで、エンプロイー・サクセス(社員の成功)の実現を目指す佐藤利博です。マツリカネームはCapといいます。

マツリカは、「世界を祭り化する」というミッションを掲げ、人とテクノロジーの力を掛け合わせ、もっと自由で、創造的で、充実したワークライフをこの世に生み出すべく、日々社員一丸となって“祭り化”しております。

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“祭り化”は私たちの社名にもなっている、私たちがとても大切にしている概念であり言葉です。

この連載では、“祭り化”について徹底解説していきます。マツリカのカルチャーを少しでも身近に感じていただき、皆さんのワークライフの祭り化に貢献できれば幸いです。

「祭り化」とは?まずはこちらをご覧ください!
▼マツリカが目指す「祭り化」ってどういうこと?

“祭り化”条件その①自ら掲げた明確な目標を持つこと

前回のコラムでは、マツリカが大切にしている“祭り化”の概念と、“祭り化”するために押さえておきたい6つの条件をご紹介しました。

おさらいしてみましょう!祭り化の条件はこの6つです!

<祭り化するための6つの条件>

  1. 1.自ら掲げた明確な目標があること
  2. 2.その取り組み自体に興味があり、楽しいと感じること
  3. 3.近い距離感でその取り組みに関わっていること
  4. 4.結果を明確にすること
  5. 5.リスクある環境に身を置くこと
  6. 6.分かち合う仲間がいること

今回からは、それぞれの条件について理解を深めていきたいと思います。

連載第2回目となる今回は、“祭り化”条件その①「自ら掲げた明確な目標があること」についてです。

「目標」があるから、組織は変われる

今回のテーマは「目標」ですが、そもそも目標はなぜ大事なのでしょうか?

元サッカー日本代表・現今治FCの岡田武史監督が、ある講演でおっしゃっていました。「今、皆さんが思っている10倍、目標は大事です。目標は全てを変えます。」

私はこの言葉をとても印象的に覚えており、大切にしています。

また、1968年にアメリカの心理学者ロックが提唱した「目標設定理論」でも、「目標設定の仕方が大きくモチベーションに影響する。そして、本人が納得している目標の場合、明確で高い目標であることが望ましい」といわれています。

「目標」は、人々を活気づけ、組織を変えていく上でなにより重要なものなのです。

「自ら掲げた目標」とは?

私が「自ら掲げた目標」と表現しているのには理由があります。

皆さんが「やり切った!と達成感を感じている時」、または「いつも以上に充実感を感じている時」、その発案者は誰でしたか?

自分自身であることが多いのではないでしょうか?

自ら思い立ってスタートする時、そこには「意志」が存在します。そして同時に「使命感」が芽生えます。

このような状態になれば、周囲の雑音は気にならず、脇目もふらず、自然と夢中になってくるものです。

「自ら掲げた目標」にはコミットメント効果が働く

「自ら目標を掲げる」ことの効果についてもう少しお話しますね。

みなさんは「一貫性の法則」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
自分で決めたことや一度取った立場を一貫して保とうする心理作用のことです。

自分で目標を決めて明確にする(コミットメントする)と、「言ったからにはやってやろう!」「自分で決めた目標なんだからやり切ろう!」という一貫性の法則が働きます。

そう。「自ら掲げた目標」には、このコミットメント効果が働くのです。

さらに言うと、一貫性の法則は公共性が大きいほどその効果が強くなると言われています。なので、自分の心の中でコミットするよりは、皆の前でコミットする方がその効果が高まります。

目標は口に出すといい、とよく言われますが、それはコミットメント効果を高めることにつながっているんですね。

「自ら掲げた明確な目標」が僕らを祭り化させる

「意味づけ」で目標を自分事にしよう

自らコミットした目標を掲げることで、”祭り化”した状態に近づきます。

でも、そうなると逆に、人から強制されたことや与えられた目標では”祭り化”できないの?という疑問が湧いてくるかもしれません。

確かに、日々の仕事における目標は必ずしもすべて自分で決められるわけではありません。ただ、ここで重要なのは、自分が掲げた目標であるか否かというよりも「目標に納得感を持っているかどうか」という点です。

目標に納得感を持って自分事にできていれば、それは「自ら掲げた目標」と同義だといえます。

でも自分で決めていない目標にどうやって納得感を持つのでしょうか。

そこで活用したいのが「意味づけ」です。

例えば、途方もなく大きな数字目標を与えられた場合、自分のチーム内での期待が大きいのだと捉え、「その目標をやり切ることがチーム貢献に繋がる」と意味づけする。
または、売上をお客様からの支持・共感の総量だと捉え、「誰よりもたくさんの共感を募る行為だ」と意味づけしてみる。

これはあくまで意味づけの一例ですが、仮に与えられた目標だとしても、自分の中で意味を見出し、納得感を持つことができれば、その目標は「自分ごと」になってきます。
 
「自ら掲げた目標」と同じように、意志と使命感を持てるようになるのです。

終わりに

さて、“祭り化”条件その①「自ら掲げた明確な目標を持つこと」についてお話してきました。

この機会に、目の前の目標について一度振り返ってみてはいかがでしょうか。

このコラムがみなさんのワークライフの“祭り化”に少しでも貢献できれば幸いです!

次回は“祭り化”条件その②「その取組み自体に興味があり、楽しいと感じること」についてお話したいと思います。

乞うご期待ください!

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この記事を書いたひと


マツリカHR佐藤利博

株式会社マツリカHR

佐藤 利博
Toshihiro Sato


近畿日本ツーリスト株式会社にてMICE事業に従事した後、株式会社リンクアンドモチベーションに転職。リーディングカンパニーを中心とした大手企業への組織人事コンサルティングを担当。以降、マネジャー職を歴任。2015年 マツリカを共同設立。「祭り化」という概念を世の中に広め、世界を祭り化すべく日々奮闘中。