「マツリカンの声」では、多様なバックグラウンドをもつマツリカのメンバーにマイクを向け、生い立ちやスタートアップに入った経緯、現在の活動、それぞれの個性的な働き方などを多方面から取り上げていきます。
今回お話を聞くのは、マツリカのプロダクトマネージャーとして、クラウド営業支援ツールSenses(センシーズ)にまつわる意思決定全般を担当する隅田歩(Ayumu Sumida)さん。
隅田さんのキャリアのスタートは、システム開発のエンジニアでした。エンジニアからプロダクトマネージャーへ。どのような道のりを歩み、どのようにキャリアを築いてこられたのでしょうか。その道のりを伺いました。
起業ノウハウを学ぶため、創業間もないベンチャーへ
ー隅田さんのこれまでのご経歴を教えてください
大学時代からITベンチャーでインターンをしていました。この頃からプログラミングに没頭してましたね。大学卒業後は東芝情報システムに入社し、医事会計システムの開発、電子カルテの構築などの仕事をしていました。
在職中に良いアイデアが浮かんだので2年で退職したんです。そのアイデアを形にしようと起業準備をして調達を試みたんですが失敗しました。そのときに、いまの自分がアイデアを形にするためには起業ノウハウを学ぶ必要があると痛感したんです。それから創業期のベンチャーを探しはじめ、創業間もないマツリカに出会いました。共同代表の黒佐、飯作と会って話したその場で意気投合し、1時間後には握手を交わしていました。
マツリカに入社してからは、フルスタックエンジニアとしてプロダクト開発に携わりました。とはいえ人がいなかったので、 エンジニアの仕事だけじゃなく営業からカスタマーサクセスまで、とにかくなんでもやっていましたね(笑)その時期を経て、現在は、AIメールアシスタントツールNotia(ノーティア)の事業責任者とクラウド営業支援ツールSenses(センシーズ)のプロダクトマネージャーをしています。
未来を想像し、理想を描き、形にする方法を考えるのがPMの仕事
ーエンジニアからプロダクトマネージャーになるまでの経緯を教えてください
プロダクトマネージャーの道に進むきっかけになったのは、2018年7月に本格的に始めた、 AIを使ったメールアシスタントツールNotia(ノーティア)の開発です。私一人で開発していたので、営業もカスタマーサクセスも、もちろんプロダクトマネージャーも自分です。
そのとき、「プロダクトマネージャーは絵を描ける仕事」だと感じたんです。エンジニアとしてプロダクトに関わっていた時に感じていた「作る」おもしろさとは別のおもしろさがあるな、と。プロダクトマネージャーは、プロダクトの未来を想像し、理想を描き、形にする方法を考える、とても創造的な仕事だと思います。Notiaの開発経験を活かして、Sensesの開発にもより貢献したいと思い、Sensesのプロダクトマネージャーもやることになりました。
ーSensesのプロダクトマネージャーとして、どんなお仕事をしているのでしょうか
Sensesの開発では、機能ごとにチームをつくって動いています。 プロダクトマネージャーは各チームの管理者でもあるので、プロジェクトマネジメントの側面もあります。 スムーズに開発を進められるよう、メンバーの作業を阻害する要因を取っ払ってあげることも私の役割の一つです。
担当者と一緒に改善策を考えたり、必要があれば営業やカスタマーサクセスのメンバーにヒアリングしたり、ありとあらゆる手段を駆使してプロジェクトを前に進めます。
僕はここに、エンジニアの経験がすごく活きていると思うんです。エンジニア経験があるからこそ、技術的なアドバイスができるし、「後々こういうことが起こると思うからこうしたほうがいいよ」と先の見通しを伝えることができます。
万が一、開発が道を逸れてしまいそうな時には、軌道修正の具体的な道筋を見せてあげたり、自分がエンジニア出身だからこそできることがたくさんありました。
いまでもコードを書き続けているから、エンジニアの苦しみが分かる
ー自分でコードを書きたくなることはないんですか?
めちゃくちゃありますよ!やっぱりコードを書くの好きなんですよね。なので、休日や業務外の時間でOSS活動(バグを修正したり、フレームワークを公開するなどして、誰もが自由に利用できるオープンソースソフトウェアの発展に貢献する活動のこと)をしています。Githubに色々公開していますが、最近はこんな記事を書きました。
▶▶Nuxtjs/Railsを勉強中の人へ送る、SPA構成のID/PW認証付きサンプルをGithubに公開
趣味でコードを書くことで書きたい自分を満足させているんですけど、業務にも役に立っていると思います。プロダクトマネージャーは色々な人と共通言語で話せることが大事なので。エンジニアの苦しみが分かってあげられるのは、いまも自分がコードを書き続けているからだと思います。
ーSensesのプロダクトマネージャーに求められることは何でしょう?
「なにを、なぜ作るのか?」という視点を持つことだと思います。Sensesが目指すのは、お客さんの営業利益を最大化すること。「お客さんの営業利益を最大化するために、なにを開発するか?」という視点は常に持ち続けています。また、ユーザーの要望を理解するために、営業やカスタマーサクセスからフィードバックをもらったり、営業同行もします。競合調査や他社との機能比較も欠かせません。あと、先ほども話した通り、円滑に開発を進めるために、話しやすい雰囲気づくりを意識したり、調整力も必要だと思います。
ーSensesのプロダクトマネージャーに興味を持ってくださった方に一言お願いします
事業を成長させたいという気持ちがあれば大歓迎です!開発と設計の経験があれば、なおよしって感じですね!お待ちしています!
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Twitter: @walkersumida
Github: WalkerSumida
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